第7回(平成21年度)児童・生徒科学賞受賞校概要
○小学校の部 南アルプス市立若草南小学校 「身近な生物調べと環境保全」
若草南小学校では、4年生以上の児童や児童会を中心に、総合的な学習の時間のリサイクル活動、環境保全活動や、林間学校への取り組みとあわせた身近な生物調べ、富士川の水生生物調査などに取り組んでいる。次代を担う子どもたちがこうした身近な生物調べや環境保全活動に取り組む意義は大きく、今後の活動が期待される。
○中学校の部 甲府市立北中学校1,2学年 「学校林活動」
甲府北中学校では、借用した国有林を「北中学校遊々の森」と命名し、森林をフィールドとした合唱、コンサートなどの自然に親しむ活動や、キノコの植菌・収穫、植栽作業などの活動に取り組んでいる。学校林活動を通して自然とのつながりを学習することにより、環境問題を考え行動できる子どもの育成が図られている。
○高等学校の部 山梨県立谷村工業高等学校機械システム科3年 「ソーラーラジコンカーの研究と製作」
谷村工業高等学校は、平成8年度から全国ソーラーラジコンカーコンテストに参加してきた。当初は技術も未熟であったが、マシンに改良を重ね、全国の強豪と勝負する中でマシンの性能も上がり、平成17年には悲願の初優勝を飾ることができた。生徒の取り組みが先輩から後輩へしっかり受け継がれていることが、近年の好成績につながっている。