第6回(平成20年度)児童・生徒科学賞受賞校概要
○小学校の部 富士吉田市立吉田小学校 「富士山についての研究」
吉田小学校では、富士山と地域の自然・歴史・文化等について、学年を追って体系的に学ぶ「富士山教育」を教育課程に位置づけている。従来の地域学習のあり方から一歩踏み込んだ体系的な取り組みは、児童が富士山に対する興味・関心を深め、地域への誇りを持つことにつながっている。
○中学校の部 市川三郷町立六郷中学校 1学年 「山田川の調査研究」
六郷中学校では、1学年の「総合的な学習の時間」に環境についての学習を進めており、その中で、学校の前を流れる山田川を中心に水質検査や生物の研究を行っている。学習のまとめとして、研究内容の発表会を行い、研究内容の共有化を図り、お互いの研究を学び合っている。この学習が、科学的思考や環境意識の涵養につながることが期待される。
○高等学校の部 山梨県立都留高等学校 SSHグループ研究 「SSHグループ研究の研究活動」
都留高等学校は、平成17年度に文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、以来、複数のグループによる研究活動を続けている。その成果は各種発表会等で発表され、高い評価を得ている。また、同校主催の自然科学教室で地元の小中学生に実験を経験してもらうなどしており、関係者から高く評価されている。